十二人の芸術家―現代を拓いた人々 (講談社現代新書)
高階 秀爾 / 本
十二人の芸術家―現代を拓いた人々 (講談社現代新書) pdf無料ダウンロード - 高階 秀爾による十二人の芸術家―現代を拓いた人々 (講談社現代新書)は講談社 (1974/01)によって公開されました。 これには256ページが含まれており、本というジャンルに分類されています。 この本は読者からの反応が良く、4人の読者から4.8の評価を受けています。 今すぐ登録して、無料でダウンロードできる何千もの本にアクセスしてください。 登録は無料でした。 サブスクリプションはいつでもキャンセルできます。
十二人の芸術家―現代を拓いた人々 (講談社現代新書) の詳細
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タイトル
十二人の芸術家―現代を拓いた人々 (講談社現代新書)
作者
高階 秀爾
ISBN-10
4061157396
発売日
1974/01
カテゴリー
本
ファイルサイズ
23.54 (現在のサーバー速度は29.71 Mbpsです
十二人の芸術家―現代を拓いた人々 (講談社現代新書) pdf無料ダウンロード -
カテゴリー: 本
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本書は、帯の紹介にもあるように「20世紀美術の道標」ともなるべき12人の芸術家について論じた著作である。セザンヌを筆頭に、マティス、ボッチオーニ、ノルデ、ピカソ、ブランクーシ、デ・キリコ、シュヴィッタース、ピカビア、カンディンスキー、マグリット、そしてクレーが本書の主役達だ。勿論、この12名以外の芸術家を敬愛している方達にとっては、些か不満の残る人選かもしれないが、本書を読めば、高階氏がこの12人を如何なる視点で「現代を拓いた」芸術家として位置付けたのか…という事が解るであろうし、好き嫌いは別として、少なくとも彼等の「未来性」については大いに納得出来るのではなかろうか。さて、本書は12人の芸術家を個別に取り上げているものの、評伝としての要素は一切省き、あくまでも「現代に通ずる芸術を開拓した」という功績にのみ焦点を絞っている。依って、それぞれの作品を例に挙げながら、その芸術観の新しさ、若しくは未来を予想させる発想等について、非常に丁寧な考証をしているのだ。そして、ピカソ《ゲルニカ》、ブランクーシ《空間の中の鳥》等、その芸術家の最たる代表作を選んでいる論考もある一方で、一般的には余り注目されない作品を敢えて選び出している所も興味深い。例えば、デ・キリコについては《占師の償い》を取り上げ、広く流布するフロイト的分析ではなく、デ・キリコの生まれ育った環境の特異性に重点を置いた検証を行なっているし、また、クレーについても、常に論じられる「天使」ではなく、敢えて「悪魔」の世界にも注目した上で《美しき女庭師》を評価したりしている。このように、本書は何れの芸術家についても、実に鋭利な視点を以って解き明かし、それぞれの個性を浮き彫りにしているので、最後まで面白く読む事が出来るであろう。尚、本書は今から約40年以上前に執筆された論考を纏めた物なので、確かに新鮮さは無いかもしれない。然しながら、決して「使い古された」内容ではなく、今読んでも精彩さを欠く事は無いし、何よりも、非常に解り易く12人の魅力を語り尽くしている所が高く評価出来ると思う。彼等が如何にして芸術界を開拓したか…その姿を垣間見る事が出来る良書なので、近・現代美術に関心のある方には是非ともお勧めしたい一冊である。
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